2014年6月6日

消費税増税から2カ月、解釈改憲につきすすむ安倍政権

まんだち幹夫通信 2014年6月6日号 No.346 (PDF)

「小泉政治が悪いと思っていたけど、安倍政権はもっと悪い、最悪ですね」「消費税10%になったらもっと大変に」

真夏を思わせる日曜日の午後、小竹ひろ子都議と支部の方と一緒に、白山1丁目をまわりました。
 「これから忙しくなるよ」とクーラー工事の準備をしていたAさん。「みんな知らないが、2年前の売り上げに対して消費税がかかるんだ。しかし、その分を貯めておけない。お客さんには8%分消費税を乗せたうえで、〝特別割引〟して請求書を出している。そうでもしないと商売にならない」と言います。

「トヨタはこの5年間法人税を1円も払っていなかったのですよ」と問いかけるとビックリ。国内より多くなった海外の生産のもうけが国内に配当されても課税されない、こんな優遇税制のおかげで「法人税ゼロ」。おまけに輸出には消費税をかけられないので「戻し税」という還付まであります。こうした優遇税制の是正こそ急ぐべきです。

安倍内閣が進める集団的自衛権の行使容認に「小泉政治が悪いと思っていたけど、安倍内閣はもっと悪い、最悪ですね」とBさん。私はこの1週間、白山・後楽園・春日の各駅頭での朝宣伝に〝集団的自衛権行使に反対〟のビラを配りました。自ら手を差し伸べビラを受け取る人、特に若い人が多いです。3か所で約200人が受け取ってくれました。感心の高さが表れています。

6日から区議会6月定例議会が始まります。くらしと雇用、そして憲法を壊す政治に対して、自治体としてもきちんとしたスタンスをもつべきです。