2021年4月17日

「命を守る政治を実現したい」福手ゆう子

あかね 2021年4月18日号 第 119号 (PDF)

8年間医療機関で働き、医療の改悪や生活保護の削減に直面し、「命を守る政治を実現したい」が私の原点です。コロナで亡くなる人がいるのにPCR検査も広げない、自己責任をおしつけ、人の命をこれほどまでに軽んじる政治は許せません。

前回、215票差で惜敗し、直後から、駒込・大塚病院を都立のまま充実させようと運動してきました。都立病院が感染症から命を守るためのとりでになるべきときに、独立行政法人化して「稼ぐ医療」の方向はなんとしても中止させたい。医療の切り捨てをすすめる自民・公明・都民ファーストに厳しい審判を下しましょう。

ジェンダー平等社会を東京から実現させたい。「女でも大学を出て仕事についてほしい」と4人の娘と義父母の世話をした母から言われて育った私は、大学を卒業して携帯電話会社に就職したものの、店舗が閉店になり、解雇に。夢だった映画監督になるため上京。撮影現場は「男性の現場」で、タフでばければやっていけなかった。

自分が価値のある人間だと気づくことができたのは、医療機関で働いてから。女性の多い職場で、労働者の権利をはじめて自覚し、結婚出産が女の幸せと当然視する社会、仕事か家庭かの選択を迫られる社会で、個人の尊厳が守られるジェンダー平等の社会を実現したいと思います。

みなさんの願いを寄せていただき、ご一緒に政治を変え、今度こそ、都政に押し上げてください。