2020年9月22日

区議会本会議で、萬立さんの質問を傍聴

あかね 2020年9月27日号 第 114号 (PDF)

9月定例区議会の萬立区議の代表質問を初めて傍聴しました

萬立さんは、区長が平和首長会議に加わっていることから、核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう強く要請することを求めました。また、区立保育園で発生した新型コロナ感染拡大の再発防止策や少人数学級実現についても、実際に学校の先生から実態を聞いたことをとりあげ、終始、私たち区民に寄り添った具体的な質問でした。

区長の答弁は、「核兵器禁止条約」の早期締結に向けては、平和首長会議の一員として、署名活動もしている、と述べたものの、保育所での感染症対策については「再発防止に努めている」と答弁するにとどまりました。少人数学級について、萬立さんは、「分散登校によって、クラスの半数の少人数授業になったことに、現場の先生は“手を挙げなかった子が手を挙げて発言するようになった”と話してくれた」と、教室の確保や教員の増員などについて質問。教育長は、「少人数学級によるきめ細かな指導の効果については認識している」として、国の動向を「注視していく」とし、改築中の誠之、明化、柳町小学校は教室数に余裕を持った設計になっていると答えました。

区民目線が際立っていた

萬立さんの質問は、このほか、住居確保給付金などの延長、給食の食材納入業者への補償や非正規職員の処遇改善…など、きめ細かく、区議団としてとりくんだ「困りごとアンケート」や「なんでも相談会」で聞き取った要求を受け止めたものばかり。萬立さんの前に質問に立った若い区議さん(自民党)の、区長を持ち上げるだけの、具体性のない質問と比べると、よけいに区民目線が際立っていて、もっと多くの方に傍聴してもらえればと思いました。

(A子)