2014年6月30日

都営地下鉄「春日」駅エレベーターを新設!

まんだち幹夫通信 2014年6月27日号 No.349 (PDF)

文京区都市計画課からの朗報です。地下鉄春日駅(北側出入口)にエレベーターの設置が決まりました。場所は、白山通り本郷側の「あおい書店 春日店」の歩道の植え込みあたりに設置されます。現状は区役所内のエレベーターしかなく、西片、小石川1丁目などから利用する方、また高齢者などにはほんとうに不便でした。2016年4月に使用できる予定です。

2014年6月27日

臨時福祉給付金 子育て世帯臨時特例給付金の申請開始へ

まんだち幹夫通信 2014年6月27日号 No.349 (PDF)

活用しよう、2つの臨時給付金 ― 低所得・子育て世帯に1万円から


低所得世帯や子育て世帯を対象にした給付金の受付が、文京区でも7月14日から申請が始まります。消費税増税への対応というのが名目。1回きりの給付金で増税の痛みが消えることはありませんが、暮らしを守るために活用できる制度はフルに活用したい。知っておきたい内容を紹介します。



2014年6月25日

退院後の生活の支え -- 介護保険のもとで 〈その6〉

「あかね」2014.6.20 第63号 (PDF)

Tさん(白山二丁目)は大正8年生まれです。ヘルパーの仕事をされている娘のNさんとの二人暮らしです。TさんとNさんに、介護サービスを利用されるようになるまでのことを伺いました。

利用しているサービス


Tさんは昨年の冬から介護サービスを利用し始めました。目白台の月の湯のデイサービスを週2回利用しています。午前中に入浴して、お昼ご飯を食べて帰ってきます。それから、月2回の往診を受けています。

ヘルパーさんの役割


月の湯への行き帰りには送迎の車が来てくれます。でも、玄関から道までの間に階段があり、歩くのに不自由しているTさんには大変です。車の乗り降りをヘルパーさんに支えてもらっています。ヘルパーさんにはその他に、出かける前の火元の確認や、薬を飲み忘れていないことの確認をしてもらっています。

介護サービスを利用するまで


Tさんは以前から膝が悪かったのですが、杖をつきながらでも外を歩いていました。娘のNさんが仕事をされていますので、夕食の準備をするのはTさんでした。

昨年の秋、体調が思わしくなく寝ていることが多くなり、ある日、一人でいるときに起き上がれなくなってしまいました。なんとか病院に電話して、タクシーを呼んで、その後、二カ月入院することになりました。

自宅に戻るために


入院している間はずっとリハビリを続けていました。退院する前に、病院から勧められて、介護保険の利用を始めました。介護保険を使ってトイレの手すりやベッドを手配し、家での生活ができるようにしました。お勝手など家事も出来ることをやって、脳トレもしています。

人と接すること


自宅で介護のサービスを受けると、ヘルパーさんなどが出入りすることになりますが、Tさんは、日ごろから人の出入りには慣れていて抵抗はなかったそうです。

若いときから働いてきました(忙しくて夜中の二時にお米を研いだこともありました)。

入院中、Tさんのベッドの周りには人が集まり、笑い声があふれていたそうですが、地域の中で良いご近所づきあいができた、と話すTさんは本当にお元気でした。

2014年6月20日

区議会地域振興まちづくり調査特別委員会で審議

まんだち幹夫通信 2014年6月20日号 No.348 (PDF)

消費税増税のもとで踏ん張る商店への支援つよめプレミアム付き買い物券事業のさらなる拡充を

文京区商店街連合会が発行するプレミアム付き買い物券の販売実績と効果が、13日の地域振興まちづくり特別委員会で報告がありました。

昨年度は9月の2日間で一気に売り上げ(1セットは500円券22枚つづり、1万セット=額面総額1億1千万円、1千万円は区が助成)、9月から今年1月末までの5か月間に利用されました。買い物券の利用は、商店街連合会加盟の商店803店舗で全体の53・3%、大型店7店舗で46・7%でした。5か月間のうちに1億円以上の買い物が区内商店でされたわけですから効果は確実にあります。しかし同時にこの事業の目的である「区内消費の喚起及び顧客の誘致を図り、商店街の活性化と個店の販売促進」にてらしてどうなのか、検証と検討が必要です。

お隣の荒川区では全国チェーンの大型店はこの事業に加えず、またこの6月、消費税対応で例年の買い物券に加えて臨時に5千万円分の買い物券を追加したそうです。文京区にもこうした対応策を求めましたが、なかなかいい返答はありません。また、今年も同じ期間に買い物券が発行させるので、その期間中に各商店会が催すセールやイベントと連携して、商店会で買い物券が使われるよう工夫を促すことも区に要望しました。

消費税の連続増税やめよ、区民生活と中小事業者の営業を守れ―さらに大きな声が必要です。

2014年6月13日

区が掲げる「ファーストワン」どころか〝ワーストワン〟!

まんだち幹夫通信 2014年6月13日号 No.347 (PDF)

6月定例区議会が開会し、代表質問が行われました。

本会議質問では、この間の「行革」によって「強羅文の郷」「岩井学園」など区民施設が廃止され、さらに他区と比べても極めて切り詰められた事業を指摘しました。

  • 高齢者のショートステイ数
  • 寝たきり高齢者等へのおむつ支給
  • 地域包括センターの設置数
  • 木造住宅耐震工事助成を全域で
  • 予算の1%しかない産業経済費予算
  • 学校のクーラーと洋式トイレの設置数の少なさ

「身近で切実な問題では〝ワーストワン〟ではないか」の指摘に区長はまともに答えませんでした。

2014年6月12日

6月定例区議会が開会。代表質問が行われました

まんだち幹夫通信 2014年6月13日号 No.347 (PDF)

集団的自衛権行使容認への区長の認識―「国において  議論がなされており、その推移を見守ってまいります」


「戦闘地域」への派兵を可能にする集団的自衛権の行使をすすめる安倍内閣。まさに「海外で戦争をする国」づくりの今がチャンスとばかりに、与党協議を重ね今国会内にも閣議決定を狙っています。

 9日の区議会本会議でトップに質問に立った共産党の島元区議はこの問題で、「『国において十分な議論がなされるべきもの』(3月の萬立質問への答弁)というこれまでの答弁ではすまないのではないか」と認識を迫りました。しかしその回答は、「国において議論がなされており、その推移を見守ってまいります」―それだけでした。自衛隊を海外へ派兵すること自体が問題ですが、それでも今までは「戦闘地域に行かない」「武器を使わない」が歯止めになっていました。しかし安倍政権は明確にこの歯止めをなくすのです。区民に責任をもつ自治体の長が、こんな答弁しかできないことに驚き、恥ずかしくも思いました。

2014年6月6日

消費税増税から2カ月、解釈改憲につきすすむ安倍政権

まんだち幹夫通信 2014年6月6日号 No.346 (PDF)

「小泉政治が悪いと思っていたけど、安倍政権はもっと悪い、最悪ですね」「消費税10%になったらもっと大変に」

真夏を思わせる日曜日の午後、小竹ひろ子都議と支部の方と一緒に、白山1丁目をまわりました。
 「これから忙しくなるよ」とクーラー工事の準備をしていたAさん。「みんな知らないが、2年前の売り上げに対して消費税がかかるんだ。しかし、その分を貯めておけない。お客さんには8%分消費税を乗せたうえで、〝特別割引〟して請求書を出している。そうでもしないと商売にならない」と言います。

「トヨタはこの5年間法人税を1円も払っていなかったのですよ」と問いかけるとビックリ。国内より多くなった海外の生産のもうけが国内に配当されても課税されない、こんな優遇税制のおかげで「法人税ゼロ」。おまけに輸出には消費税をかけられないので「戻し税」という還付まであります。こうした優遇税制の是正こそ急ぐべきです。

安倍内閣が進める集団的自衛権の行使容認に「小泉政治が悪いと思っていたけど、安倍内閣はもっと悪い、最悪ですね」とBさん。私はこの1週間、白山・後楽園・春日の各駅頭での朝宣伝に〝集団的自衛権行使に反対〟のビラを配りました。自ら手を差し伸べビラを受け取る人、特に若い人が多いです。3か所で約200人が受け取ってくれました。感心の高さが表れています。

6日から区議会6月定例議会が始まります。くらしと雇用、そして憲法を壊す政治に対して、自治体としてもきちんとしたスタンスをもつべきです。