Tさん(白山二丁目)は大正8年生まれです。ヘルパーの仕事をされている娘のNさんとの二人暮らしです。TさんとNさんに、介護サービスを利用されるようになるまでのことを伺いました。
利用しているサービス
Tさんは昨年の冬から介護サービスを利用し始めました。目白台の月の湯のデイサービスを週2回利用しています。午前中に入浴して、お昼ご飯を食べて帰ってきます。それから、月2回の往診を受けています。
ヘルパーさんの役割
月の湯への行き帰りには送迎の車が来てくれます。でも、玄関から道までの間に階段があり、歩くのに不自由しているTさんには大変です。車の乗り降りをヘルパーさんに支えてもらっています。ヘルパーさんにはその他に、出かける前の火元の確認や、薬を飲み忘れていないことの確認をしてもらっています。
介護サービスを利用するまで
Tさんは以前から膝が悪かったのですが、杖をつきながらでも外を歩いていました。娘のNさんが仕事をされていますので、夕食の準備をするのはTさんでした。
昨年の秋、体調が思わしくなく寝ていることが多くなり、ある日、一人でいるときに起き上がれなくなってしまいました。なんとか病院に電話して、タクシーを呼んで、その後、二カ月入院することになりました。
自宅に戻るために
入院している間はずっとリハビリを続けていました。退院する前に、病院から勧められて、介護保険の利用を始めました。介護保険を使ってトイレの手すりやベッドを手配し、家での生活ができるようにしました。お勝手など家事も出来ることをやって、脳トレもしています。
人と接すること
自宅で介護のサービスを受けると、ヘルパーさんなどが出入りすることになりますが、Tさんは、日ごろから人の出入りには慣れていて抵抗はなかったそうです。
若いときから働いてきました(忙しくて夜中の二時にお米を研いだこともありました)。
入院中、Tさんのベッドの周りには人が集まり、笑い声があふれていたそうですが、地域の中で良いご近所づきあいができた、と話すTさんは本当にお元気でした。