2021年12月21日

福手都議が一般質問

あかね 2021年12月25日号 第125号 (PDF)

「堂々としていて、初質問とは思えない」「身近な願い、託せる」

12月8日、都議会本会議で、福手ゆう子都議が一般質問に立ち、都営住宅の問題と公共交通機関での痴漢・盗撮問題について、小池知事や都の関係局長の答弁を求めました。

都営住宅の増設は区民の願い

福手ゆう子都議は、病院勤務していたときから、住宅に入りたいという区民の相談に乗り、応募の手伝いをしてきた経験から、「文京区内では低家賃の住宅がかなり少ない」「生活保護の支給額内で住めるアパートは風呂なしが多い」などの実態を示し、この5年間で公募はわずか45戸、倍率も250倍、今夏の募集でも188倍という異常な高さであることなど、「(都営住宅の)建て替え時に戸数を増やすべき」と迫りました。

 「痴漢も盗撮の性犯罪」(知事)

 痴漢・盗撮問題では、11月に都内の電車・駅構内での痴漢・盗撮被害についてウエブ・アンケートを実施、10日間で1200人から回答が寄せられ、これらをくまなく読み、質問に生かしました。

 小池都知事の答弁はわずか30秒でしたが、「痴漢も盗撮も性犯罪」と認めました。女性専用車を増やす問題では、「女性専用車の役割を、女性を守る観点から」と答弁(交通局長)。

傍聴には、14人が参加。「高校の教師だったが、痴漢被害について、都政の課題でもあると認識した。被害者は悪くないという視点が大切。女性専用車の意味も明らかになった。福手さんを都議会に押し上げてよかった。質問を聞いて勉強になったし、都側の目が開かされたと思う。議場はシーンと聞き入っていた」「初めての質問と思えない。堂々としていて、身近な問題をとりあげてもらってわかりやすかった。これからも、身近な願いを福手さんに託せると思った」…… など感想を出し合いました。

都議会本会議後、福手さんと懇談