2022年3月25日

コロナ禍でも増収となった区財政 ー 感染対策と地域経済回復、区民生活を守る予算に

あかね 2022年3月25日号 第128号 (PDF)

文京区の来年度予算案を審査する特別委員会が6日間にわたり開催されています(3月18日現在。3月24日まで)。審議にあたり日本共産党は区長提案の予算案に対して、一般会計予算と国民健康保険特別会計予算の修正案を提出しました。

修正案は区長提案の3.6%(約37億円)の修正。コロナ禍でも区民税などの歳入は伸びています。コロナ対策費、保健所体制を強化し、いのち守りくらしを応援する予算に切り替えます。

「厳しい財政」どころか基金残高は約50億円増に!

コロナ禍で税収が減る、経済が大変と今年度初めには基金(積立金)が大きく減るとの見込みは、逆に見込みより200億円も増加。増加分はくらし応援に!

区の仕事を丸投げ ー 緑豊かな森が壊される!


公園内に産業廃棄物(汚泥)の不法投棄。カブト虫も生息し4千本以上の樹木が茂る森の管理の手の抜き、区との協議もなしに数十本の樹木を伐採―管理運営している「公園財団」等の指定管理の取り消しを求めました。


いのち守り、くらし応援する予算修正案を提案

◆PCR検査費⇒2倍に

◆共通商品券(紙)の発行

◆国保の子どもの均等割り分を徴収しない

◆子どもの医療費助成を18歳まで

◆後期高齢者のまずは非課税者から窓口負担を免除

◆学校給食の無料化

◆補聴器助成の拡充





国連憲章・国際人道法守れ ー 国際社会が力を合わせよう

あかね 2022年3月25日号 第128号 (PDF)

3月17日朝7時半より、まんだち幹夫区議らは毎木曜日恒例の後楽園駅前宣伝をしました。

ロシアによるウクライナへの侵攻が首都キエフに迫り、州庁舎や住宅、病院にまで砲弾が撃ち込まれるという事態となっています。

「いま国際社会が、『国連憲章を守れ』という根本的な要求とともに『国際人道法を守れ』とみんなで声をそろえて言うべき大事な場面になっています」(志位委員長の記者会見)。

国連を通じた募金の協力も訴えます。




文京区ゆかりの女性たち(その3)荻野吟子

あかね 2022年3月25日号 第128号 (PDF)

日本で最初の女性医師

近代日本における最初の女性医師であり、女性運動家としても知られる荻野吟子は、1851(嘉永4)年、埼玉県大里郡秦村に、荻野綾三郎、嘉子の5女として誕生。

1867(慶応3)年に、同県北埼玉郡の名主の長男と結婚。夫から性病をうつされ、3年後に離婚。上京し、婦人科の治療を受けるが、そのとき、治療にあたった医師がすべて男性だった経験から、女医となって、苦しむ女性たちを救いたいと決意する。

1865(明治8)年、東京女子師範学校(現お茶の水女子大学)に入学。この時、吟子25歳。

1875年医師開業試験に合格。医師免許女医第一号になったとき、35歳。同年5月、湯島三組町84(現湯島3-11-13)に婦人科荻野医院を開業。大正2年3月23日、63年の波乱の生涯を閉じた。

(参考:「文京ゆかりの婦人展」文京区男女平等センター)