2014年5月23日

改築、「快適化計画」が始まる区立小・中学校を視察

まんだち幹夫通信 2014年5月23日号 No.344 (PDF)

クーラーのない教室、洋式トイレが少なすぎ、暗い教室・廊下…
子どもたちと学校、保護者の声を聞き取り、環境整備を!   


8、9日と14、16日の4日間、区立小中学校の視察をおこないました。6名の区議団が2組に分かれて、小学校18、中学校7校に伺いました。

区は今年度、「老朽校舎の改築」(まず誠之小・明化小、その後千駄木小・小日向台町小を予定)、「学校施設の快適性向上」(築30年以上の学校の改修)を事業化しました。私たちはかねてから教育環境の整備、学校間格差の解消を取り上げてきましたが、要望をまとめるため今一度、学校施設を確認しました。

古くなった学校を、各校とも丁寧に手入れをしながら使っています。特別教室へのクーラー設置はどこでも大歓迎されています。「少人数」による学習のための教室にクーラーがなく、会議室や図書室を利用しているのが実状。「授業参観日は保護者は教室内が暑くて廊下で観ています」という学校も。洋式トイレの設置は「順次」進めていますが一か所でなくもっと増やしてほしいという声。理科室、図工室などはほんとうに古く、「昭和の教室」と言われているそうです―納得。多くの学校で児童数の増により「普通教室が足りなくなる」「職員室に机がおさまらない」などの事態もおきています。

この声を受け止め、まさに一気に環境整備をすることが急務だと感じました。近く区にも申し入れる予定です。