2018年10月5日

沖縄県知事選挙で「オール沖縄」玉城デニー氏大勝

新基地反対の圧倒的民意が示される 
官邸の圧力はねのけ、安倍政権に痛打


まんだち幹夫通信 2018年10月5日号 No.556 (PDF)


 沖縄県知事選挙で玉城デニー候補が8万票の大差をつけて勝利しました。保守・革新を超えて団結した「オール沖縄」県政を継承したことに、嬉しさがこみ上げます。

 選挙結果はまず、沖縄の基地をめぐるたたかいに大きな展望を開いたと言えます。安倍政権が結果を無視して辺野古への新基地建設を進めることが難しい状況に追い込みました。それは、海底の軟弱地盤や活断層など知事の承認がないとできない問題があるからです。それでもやるとなったら、まさに強硬手段しかありません。

 また、結果は安倍政権への強烈な痛打となりました。人も金も大量につぎ込み、争点を隠して期日前に…というやり方に県民の怒りが起りました。今後、消費税増税や

原発再稼働、そして改憲とこうした手法が通用しなくなることを示しています。県知事選を、『安倍政権を終わりにするたたかいの始まり』にしたいものです。

民意を押しつぶす人たにちは負けない


さらに、国政の5野党1会派で「辺野古新基地建設反対」という共通の旗が立ちました。今後の野党共闘にとっても大きな意義があったと思います。旗印を明確にし、「本気の共闘」をすれば、自民党と支える政党を追い詰めることができることが示されました。

選挙戦最終盤、沖縄地元紙のインタビューに答えて翁長樹子さんは、「権力を行使して、私たち沖縄県民をまるで愚弄するように、押しつぶそうとする。民意を押しつぶそうとする。そんな人たちには負けたくない。私も一緒に戦う」 ― たいへん印象的な発言でした。こうした多くの声が結果を出しました。安倍政治ストップ ― 次につなげていきましょう。