2018年9月7日

文京区9月補正予算案示される

約50億円の補正額。これで予算額は1千億円超に。

区有施設のブロック塀改築、猛暑対など予算化。


まんだち幹夫通信 2018年9月7日号 No.552 (PDF)

 本年度予算の9月補正予算案が、25日の総務区民委員会に報告、議決されます。
 一般会計補正予算案は歳入・歳出で50億2千9百万円で、補正されれば初めて1千億円を超えることになります。
 2017年度決算の結果、49億円の繰越金が生じました。そのうちの約32億円と国保、介護保険、後期高齢者医療の3会計からの繰入金約12億円などを財源としています。


35億円が、積立金に


 補正予算案約50億のうち、その7割以上が積立金(基金)に回ります―なんにでも使える財政調整基金に25億5千万円、学校施設整備基金は10億円―。昨年度末現在で679億円となった積立金に、さらに上乗せされることになります。
 その他は、新規開設の私立保育園への整備費など3億7千万円。区議団も要望していた、教育施設・区有施設のブロック塀の改築などに約1億円。小中学校・幼稚園の教室の空調交換や体育館のエアコンの追加も予算化されたことは重要です。


現区政で積立金は380億円増える


 成澤区政が始まった2007年当初の積立金総額は298億円でした。その後の10年間で約380億円が増えたことになります。その間、施設使用料や幼稚園・育成室の保育料など区民負担は大きく増えました。「積み立てるなら、返して!」区民アンケートの声です。