2022年9月15日

学校統廃合計画を止めた区民の力 ― 2006年

あかね 2022年9月17日号 第133号 (PDF)

みなさんと力合わせて

文京区議会議員 まんだち幹夫

2007年4月、みなさんのご支援で区議会に初当選。選挙掲示板のポスターには、「礫川・柳町・指ヶ谷小学校を守ります」とスローガンを入れました。「あれはよかった」とまわりの声も。

文京区が打ち出した区立小中学校の「適正配置」という名の「大統廃合計画」が出されていました。小学校の3分の1を統廃合という無謀な案でした。

礫川・柳町・指ヶ谷小学校をひとつのマンモス学校に、誠之小は6中に分校を …… 今思い出してもゾッとします。

文京区民の良識の力がこの案を廃案に追い込みました。私も当時、礫川小のPTAや「おやじの会」の方々と〝小規模校の良さをつぶすな〟と活動しました。

あれから20年近く経過。区内どの学校も児童数は増え続け、教室不足のため増築や、柳町小は改築となりました。そしてついに、長く運動を進めてきた少人数学級制度も実現!

住民の力は、区政を一気に動かす ― 貴重な経験でした。