2014年3月21日

来年度予算、4会計に区民の立場から反対

まんだち幹夫通信 2014年3月21日号 No.335 (PDF)

消費税増税の中、営業絵の支援を抑え込み、教育環境の整備を後回しにして、基金は積み上げるのか!


来年度予算審査が終了し、20日の本会議で一般会計・国保・介護険・後期高齢者医療の4会計が成立しました。

来年度一般会計予算額は、今年より7.2%増の761億円。区民税と東京都からの交付金などの増が主な要因です。歳出は、シビック改修費(来年4億円)や再開発事業(20億円)などの「投資的経費」「都市整備費」が目につきます。

一方、4月から消費税増税が押し寄せるのに、国保料や後期高齢者医療保険料は平均4千円以上の値上げ、幼稚園・育成室のひきつづく値上げ、学校給食費や自転車駐輪場代も値上がります。またシビック2階の戸籍証明書発行業務や、シルバーピアなどの区営住宅の民間委託が行われ、これで区の55事業が指定管理者制度の事業となります。

増税が区民生活を襲うとき、一方で区の歳入が順調なこのときに区民のくらし、営業、教育に必要な予算を投入すべきです。小中学校の特別今教室の冷房化のうち来年度は小学校のみ、973万円が予算化されました。長年の議員団の要求が実現したわけですが、積み上げた基金が現在620億円(表)もあるわけですから、一気に中学校まで完了させるべきです。

予算委員会に、予算「修正案」提出


党議員など6人の予算委員で、3億3千万円余の修正案を提出。防災、商工予算の増額、精神障害者手当の創設や高齢者入浴事業拡大、35人学級実現のための職員配置―など予算化し提案ました。